痛風って太ってなくてもなるって知ってる?
ちょうど一年前なのですが、痛風になってました。自分はフルマラソン走るし、筋トレするし、体脂肪率一桁だし、食事も睡眠もかなり気をつけているので、信じられませんでしたが、間違いなく痛風だったのです。
今はもうピンピンしてますが、どんな状況だったのか実況しておきます。
なんかおかしいなと感じたとき
ある日のこと、中学高校の陸上部時代にいためた左足の親指周辺が、ズキズキするなと違和感を感じました。
フルマラソンシーズンになって、走る距離も増えていたし、寒さもあるので、ちょうどオーバートレーニングだったかなと、走り込みを減らしてみたりしましたが、あまり違和感は変わりません。
レースもあるので、昔からよく知る整形外科で疲労骨折ではないかと相談に行きました。
突然の宣告!
こんにちは。
先生から開口一番
「あれ、これ痛風ちゃうか?」
「は? 今なんて言いました??」
「痛いの裏だけちゃうでしょ?
足の甲も痛いでしょ?」
「はい」
「とりあえずレントゲン撮るけど、
骨はたぶん異常ないよー」
結果、あらゆる角度からのレントゲン撮影もむなしく、とっても健康な骨の写真が次々と出てきました。
なんでいきなり痛風になるのか。
痛風というのは、太っている人がなる贅沢病みたいなもんだと思っていました。それでいうと自分は真逆のはずなので、なんで? なんで? という疑問と、さっきまでランニングしすぎで疲労骨折と思っていたのに、実際は痛風ってなんやねんとうバリ恥ずい感じになりました。
先生がいうには、糖尿病のように蓄積でなるものではなく、痛風はどんな人でもいつでも起こるのだと。カラダの正常な流れが詰まることは、どんな人にもあるそうなのです。
ただ、なにかが「詰まる」ってことは、カラダの異常には違いないので、カラダが異変を感じるきっかけはかならずあって、その異変を感じたサインとして痛みが出ているので、きちんとそのサインに耳を傾けてくださいねということでした。
理由はお酒が少し増えたこと
振り返ると、そのころ少し仕事が忙しくなり、あまり飲まないビールを平日も飲むことがありました。今までの自分の生活では週末くらいしか飲まなかったので、明らかな変化といえばそんなところでしょうか。
先生によると、アルコールは明確な理由でしょうが、他にもストレスや睡眠不足などの要因が複合しておきているはずということでした。
自分の健康への過信もあり、こんなほんの少しの変化で痛風になるの? と愕然としたものです。
治療は?
自分の場合は血液検査でも問題がなかったため、尿酸値を下げる薬などなく、炎症を抑える薬のみでした。あとは、その後2ヶ月、完全にお酒を飲まない生活をしました。
すると痛みが引くだけでなく、むくみがとれて、太ももが細くなり、ズボンがゆるくなり、体重が5キロも落ちたのです。62キロからの57キロなので、なかなかの落ち方です。
先生のいう、きっかけというのは、完全にビールの量で、恥ずかしいことに、健康第一とか言っておきながら、そんなことに気がついていなかったのです。
急性といっていいのか分かりませんが、こうした突発的に起こる痛風というのは誰にでもありえて、気をつけなければ自分もいつまたなるか分かりません。
あれから一年、もう痛風経験者ということさえも忘れそうですが、年々リスクは高まるばかり。子どもらとモリモリ遊ぶためにも、ゆるみがちな生活習慣をときどきは振り返りたいものです。